金属とセラミック
歯科衛生士の塩田です。
今回は金属とセラミックについてお話していきたいと思います。
気になる銀歯をきれいな白い歯にしてみたいと思いませんか?
歯科用銀合金の一番の弱点は口の中で黒く錆びてしまうことです。
銀合金が錆びたり溶けたりするので歯や歯茎が黒くなってしまうのです。
また、保険でも白いプラスチック樹脂加工もありますが、強度が弱く、歯ぎしりや食いしばりのある方には不向きの素材です。
そこで当医院では2種類のセラミックをご用意しています。
1つ目が、歯の美容意識が高いセレブの街で鍛えられたハリウッド生まれのジルコニアDIVA。
人工ダイヤモンドとして知られるジルコニアは、強く軽く美しく、そして体に優しい素材です。
DIVAの治療をうけられた患者様には安心の5年保証(ジルコニア部分に対する保証です)がつきますので、安心して治療をうけていただけます。
3つのポイント。
1,金属を使わないからアレルギーの心配がない
金属(パラジウム合金)を使っているのは日本だけです。
DIVAならメタルフリーで安心です。
2,金属の約1/3と、軽く負担がなく生体親和性が高い。
ジルコニアは軽量で口腔内の負担が少なく体になじみやすい素材です。
3,強度は金属と同じレベル
強度が強く白い金属ともよばれています。
2つ目は審美性が高く、透明感が引き立つのがe-maxです。
ジルコニアとe-maxはともに、補綴治療に使われる最新の材料です。
ジルコニアは白色のセラミック素材で、強度と耐久性があります。
一方、e-maxはリチウムジスリケートというガラスセラミック素材で、美観性が高いのが特徴です。
土台の色が変色している場合や金属の場合には、
ジルコニアはオペーカーの役割をするため、審美性は、e-maxより高くなります。
e-maxは透明度が高いセラミック素材ですが、天然歯が全て透明度が高い訳ではなく、
白濁して透ける要素が少ない場合にも、ジルコニアの方が向いているように思います。
e-maxの場合には、エナメル色やトランスルーセントの透明色を希望されるケースに向いているといえます。
天然歯が綺麗な場合は、e-maxで合わせると非常に合いますが、
ジルコニアで上顎前歯4本とかまとめて治療を行う場合は、プラチナDIVAやダイアモンドDIVAが適応になります。
現状審美性では、ジルコニアより、e.maxのほうが透明性は高く審美性では上です。
e-maxの欠点として、強度が不足しているためロングスパンブリッジができないことです。
単冠や2本の連結冠や小臼歯サイズの3本ブリッジが限界なのです。
ただ、最近では、インプラント治療の普及により、長いブリッジは減ってきています。
口腔内の状況により選択肢が様々です。
ご興味のある方は一度、当医院のカウンセリングをご利用ください。
スタッフ一同お待ちしております。